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写真: 汁なし担担麺・3辛・大盛@キング軒東京店・港区芝公園 写真: ねぎらーめん@いっき・足立区西新井大師西

背脂煮干中華そば 我武者羅初台店
  渋谷区本町2-5-15 マツザワビル1階

 背脂生姜プロジェクト参加店と同じグループのお店で、こちらも背脂入りだが、同じ新潟のラーメンでも長岡生姜醤油ではなく燕三条背脂ラーメンの専門店だ。メニューは中華そばかつけ麺スタイルのもり中華の2種類しかないので、今回は初訪のためラーメンスタイルの中華そばを選択した。850円。
 麺は幅が8mmほどの軽く縮れた平打ち。超多加水麺だそうで、チュルンと滑らかに口に収まり、噛むと太さと相まってうどん並に相当モチモチしている。地元の燕市にある有名店の杭州飯店でもここまではモチモチしていなかったように記憶しているが、知らない人が多い東京で認知度を上げるための戦略なんだろう。お店の個性としてこれはこれで全く問題はなく、後述するスープとのバランスも良好で美味しい。スープをすすると、煮干しも風味を一番に、また、しっかりと感じるが、煮干特有の匂い、クセ、苦味等は皆無。動物系の目立たない旨味と上手く手を取り合って、醤油の風味も適度に感じられる、上品だが力強いスープに仕上がっている。スープに浮かぶ背脂は、燕三条系らしくその量をちょいあぶらから鬼あぶらまでの4段階で選ぶことが出来る。今回は様子見の意味を込めて3ランク目の大あぶらにしたが、下処理がきちんと施されているためそもそも存在自体が気にならない。これなら鬼あぶらでもよかったかも。たぶんスープにコクと甘味を加えているのだろうが、見た目は別にして、味わいではあまりにも存在感が薄かったためその効果は実感は出来なかった。背脂に隠れているが、それなりに厚くスライスされたチャーシューは3枚。部位は腕肉だそうで、脂身は無いものの、それほど締まっておらず、噛めば噛むほど旨味が滲み出しかなり美味。メンマは細く裂かれているにもかかわらずシャキシャキとしっかりした食感で、薄味の中に特有の発酵臭が軽く感じられた。また、刻みタマネギとばら海苔は、背脂が浮かぶ煮干しスープには鉄板の薬味。自分としてはデフォの量で足りないとは思わなかったが、どちらもトッピングとして用意されているので増量することは可能だ。
 さすがは東京。地方の知る人ぞ知るご当地ラーメンが手軽に食べられるのは本当にありがたい。

・お気に入り度:○

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