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味玉つけそば+のり@すずめ食堂・墨田区曳舟

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写真: 味玉つけそば+のり@すずめ食堂・墨田区曳舟

写真: 味玉貝麺@みかわ・世田谷区下北沢 写真: 環七背脂チャッチャラーメン・大盛@渡なべ・新宿区高田馬場

下町中華そば すずめ食堂
  墨田区京島1-2-2

 長野時代にさんざんお世話になった「ゆいが」が、東京にも出店していると知ってだいぶ時が経つ。今回、ようやく訪れることが出来た。お店は、イトーヨーカドー曳舟店を取り囲むように配置された専門店街の一角を占めるが、ヨーカドーとはつながっておらず、普通の路面店と変わりはない。チャリチャリと11時40分に着くと、お店は8割の入りで空席があり待たずに座ることができた。その前に、券売機で標記のメニュー(980円)と追加トッピングとして海苔(100円)のボタンを連打した。都合1080円。
 麺は緩く波打つ太麺。黒褐色の粒々が見えるので全粒粉入りだ。つけダレに潜らせずにそのまま食べると、強い歯応えがあり、しばらく噛んでいるとブツブツと噛み切れていく食感が相当強い麺だ。噛んでいる間に、小麦粉なのか全粒粉なのかは分からないが、香ばしさのような風味と少しの甘さを感じた。つけダレはトンコツと和風出汁をブレンドしたいわゆるまたおま系だが、濃厚なトンコツの上を行くかのように魚介、特に節が味の根幹をなしている。結構重いはずだが、節が主導しているためかほとんどくどさやしつこさは感じない。塩加減もちょうどよいので麺をどっぷりと浸してズルズルと啜れる。これ、これ、これがゆいがの味よ〜と叫びたくなる。ただ、自分が長野に住んでいた以降に変更があったのか、あるいは東京店限定の仕様なのかは分からないが、またおま系にしては極めてまれな酸味を軽く感じる。ただ、大勝軒系のように酸味が前面に出るわけではなく、どちらかといえば隠し味(それほど隠れてはいないが)的な控えめな酸味のため、全体の味わいに影響を及ぼすというよりも、後味をさっぱりとさせる役割の方が大きいように感じた。チャーシューはストレート豚バラと鶏ムネの2種類。豚バラは表面をバーナーで軽く炙ってあり、少しの香ばしさと肉の旨味がちゃんと味わえ〇。鶏ムネはさっぱりとした旨味と軟らかさで、この丼の中では逆に目立つ。味玉は黄身まで味が浸み込んでいたものの、その黄身がとろりと流れ出す軟らかさで好みからは外れていた。麺の上に載ったユズ皮は、つけダレに入れると時々特有の香りが麺にも広がり、爽やかさのお陰で食欲もアップする。一方、つけダレの上に直接浮かぶ魚粉は、今回は存在が目立たなかった。特筆すべきはトッピングの海苔。詳しいことは分からないので、ラーメンデータベースの某レビューワーの言葉をそのまま借りると「(デフォの)海苔が1/8帖やけん、まさか1/4帖のダイナミックサイズが6枚も入って来るとは思いませんでした。」とのこと。確かに、デフォで載る海苔の2倍の大きさのものが別皿に6枚、しかも木口切りのネギ付きで。これがたった100円とは、どこか何かが間違っているような気がする・・・。
 麺量は220〜240g程度だろうか。少し食べ足りなさを感じるものの、初訪ゆえ仕方がないことと割り切った。麺と具材を食べ終えてスープ割を頼むと、つけダレ丼はいったん厨房に下げられ、カツオ出汁か昆布出汁と思われる割スープで薄められ、木口切りネギを少し追加されて戻ってきた。当然グビグビと完飲し退店した。

・お気に入り度:〇+

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