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味玉子ふく流らーめん@轍東京高田馬場本店・新宿区高田馬場

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写真: 味玉子ふく流らーめん@轍東京高田馬場本店・新宿区高田馬場

写真: 特濃煮干しつけ麺・中盛@三田製麺所神田店・千代田区神田 写真: 塩ラーメン玉子・並盛@としおか・新宿区早稲田

ふく流(りゅう)らーめん 轍(わだち)東京高田馬場本店
  新宿区高田馬場2-14-3 三桂ビル1階

 大阪に本店があり、ミシュランのビブグルマンに選出された実力店が今年の7月に東京に進出してきた。鶏白湯にエスプーマを載せたいわゆる「泡系ラーメン」が人気で、行きたいと思っていたものの時節柄控えていたが、ようやく大手を振って向かうことができた。平日の11時20分にお店に着くと、先客は2名のみ。空いているなと思ったら、しばらくすると次々とお客が現れ、あっという間に満席に。店頭のメニュー写真を見ると、メニューは泡系のふく流らーめん、写真を見る限りでは澄んだスープで食べやすそうな煮干しラーメン、それらとは違ってジャンキーな感じの煮干粉が載る混ぜそばの3種類。煮干しにも惹かれるが、初心貫徹で泡系に味玉をトッピングすることにし、入ってすぐの所にある券売機の標記のボタンをポチっとな。980円。
 しばらくして配膳された丼は、手前半分がクリーム色の泡で、奥半分が白色の泡でそれぞれ覆われていて、具材のチャーシュー、味玉及びミズナ、それに薬味の刻みタマネギはその泡に浮く感じで盛り付けられている。クリーム色の泡は鶏白湯を泡立てたもので、泡のために麺に十分に纏いつく。まったりとした結構濃厚に思える鶏白湯だが、たっぷりと空気を含んでいるので口当たりはマイルドで重さは感じない。泡状にするとこういう効果があるとは知らなかった。飲みやすいスープであるが、醤油の風味を感じるのは鶏白湯では珍しい。奥の白い泡は、メニュー説明によれば徳島県旧木頭村産の木頭柚子と昆布出汁を泡立てたものだそうで、まったり濃厚な鶏白湯の泡に柚子の芳香と優しい酸味をまとった泡が混ざり合うことにより清涼感がプラスされ、今までに味わったことがない、でもとても美味しい鶏白湯に変化してこれは面白い。麺はほぼストレートの中太。麺肌はツルツルで、噛むとシコシコのちモチモチとした食感で、泡スープをよく持ち上げてくれ相性がよいように感じた。また、しっかり味のスープにもかかわらず小麦の風味も感じられたのはちょっとびっくり。聞くところによると大成食品の麺だそうだ。チャーシューは大きくて厚みもある肩ロースのレアチャー。ボリューム満点な一方、結構あっさりとした味わいで、噛んでいると旨味がじわじわと出てくる。券売機には赤×が灯っていたが、これを肴にすればビールやハイボールがすすむだろう。味玉はゼリー状になりかかった黄身が濃厚な上に、白身にも薄めながら味がちゃんと染みていて美味。
 泡系ラーメンは過去に何度か食べたことがあるが、泡立ったスープとは別のエスプーマが載るのは初めてだ。味だけでなくそのアイデアも人気の理由だろう。

・お気に入り度:〇+

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